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演劇ユニット金の蜥蜴

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舞台裏ブログ

ノロの恐怖。

2007.01.16

今日は仕事遅刻&早退&欠席が多くて、誰かが帰るときに誰かが来るという入れ替わり状態でした。
なので、女子チームの謡の稽古がメインでしたね。

そんな中、遅刻チームの脇田くんが登場。
「あの…なんかボク、ウィルス性腸炎みたいなんスけど…」

�煤i ̄□ ̄;)

ウィルス性腸炎といえば!今流行りのノロですかっ?!

それからみんな(?!)の反応は凄かった!
帰れコール勃発。(笑)

ワタクシなんぞ、先日ひいた風邪がやっと落ち着いてきたところなので、ここでまたうつされたらたまりませんがな、と帰れ帰れの怒涛の追い出し!
脂汗かきながらやってきたらしいのに、保菌者の疑いありということで寄るな触るなと稽古場から叩き返されました。(-人-)オツカレ。
写真はそんな勢いで追い出された脇田くん(閉まったガラス戸の向こうの黒い影w)と、それを「えんがちょ〜」な勢いで見送る面々。

まぁ、冗談のように書いていますが、稽古場というのはあっという間に病が拡がる場所なので、用心に用心を重ねて調度いいくらいなのです。無理な出勤はやめましょう。
ともあれ、早く治して元気に登校してほしいものです。(稽古場は小学校の廃校なのでした。)

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女の子チームの謡はなんとなく形になってきました!
みんな若いから覚えが早い!(笑)
何しろ、本当に謡の稽古をするならば何年もかかって覚えて行ったりすることを、この一月半でやろうというのだから、無謀といえば無謀なハナシ。(爆)
勿論、細かい記号の説明やら拍子のとり方やらをやっていたらいくら時間があっても足りないので、「とにかく、真似してコピーして覚えてちょーだい!」と文節に区切ってりぴーとあふたーみー。の世界です。

でも、不思議なことに、何度も何度も繰り返していると、拍子というかテンポを、みんな体で理解してくるような、自然な言葉運びになってくるのです。当然彼女たちは謡というか、能すら見たことがない子達がほとんど。
こういうときに、古来の日本語の持つ音とそれを使った能楽の謡の根本の美しさというものは、体が分かるのではないかなと、大げさかもしれませんが思ってしまいます。

勿論、手助けになりそうな記号などはちょろっと教えたりしたのですが、彼女たちはするすると覚えて「これはヨワ吟だから上げるんですよね?」とかちょっと言葉を使えるようになっているのです!
そして、テンポやら規則性やらに気がついて、あ、これはさっきと同じ音運びだ!とか言いながら「面白い〜」といいつつ、凄く積極的に練習しているのを見ると、触れ方によって、若い子でも能を面白いと思う要素は十分あるのだろうと、しみじみ感じます。

見に来ていただくお客様だけでなく、出演者にもこうやって興味を持ってもらえると嬉しいですね。
まさに、能と芝居が同じものだと一番感じてもらえるのではないかと思います。

さ、土曜日はナント、演出家がお休みです!(ぇえ〜?!)
他はみんないるので、第一場の稽古をやります。山井集中攻げ…ではなく、集中稽古です。
覚悟しておくように。(笑)<誰に向かって…

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